doi_iku’s blog

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高次の和俗

歌会始の「歌徳」と国民統合

歴史のことば劇場23歌会始にみる「歌徳」の伝統「歌会始と講書始(※ご進講)は極めて大事」(上皇陛下)とされますが、一般的に歌会始は、室町後期の歌御会始(うたごかいはじめ)(1503)から定着し、現在のような、貴人以外の一般人による詠進(えいしん)は、…

宮廷和歌の持つ実力……👑

和歌は、本来は、文字で読むというよりも、 声を聴くものであり、儀礼や宴席などの共同の場で披露され、 皆で同じ歌を聴いて、全身で感じて、 唱和するいわば共同体の文学であった。 それは、近代文学のような個人の感情や思想を訴える表現と異なり、 宮廷を…

宮中歌会始ー現代の勅撰集

▼王朝和歌がつくった日本文化 和歌は、「王朝和歌」との言葉もあるように、そもそも宮廷のものであり、『古今集』の仮名序には、日本の神話の天地開闢やイザナギ・イザナミの皇祖神の言葉のなかに和歌の原型があると記されています。 古今集をはじめ勅撰和歌…